
聖ダミアン
聖ダミアンは、現在のカウラパパ国立歴史公園でハンセン病患者のケアに16年間尽力したカトリック司祭です。1840年生まれ、ベルギー出身、本名はヨセフ・デ・ブーステル。1864年にオアフ島に宣教のために来ました。 ホノルルのアワー・レディー・オブ・ピース大聖堂で叙階を受けダミアンの名を受けます。ここは今でも使われている米国最古のローマ・カトリック大聖堂です。
ビッグ・アイランド(ハワイ島)での活動が8年目に入ったところで、ダミアン神父はモロカイ島でハンセン病患者のケアに神父が必要とされていることを知ります。ハンセン病は皮膚、神経、手足、目に影響が出る慢性的な疾患です。 3面を太平洋に囲まれ、モロカイ島の他のエリアからは海食崖で切り離されたカラウパパには、ハンセン病患者が1866年から1969年まで強制的に隔離されていました。 ダミアン神父は33歳で派遣され、患者のケアに生涯をささげます。
神父の職務や患者のケアを続ける一方、オアフ島から義援金や医療サービスを募り、患者の生活環境の改善に努め、住宅、教会、水道設備を整備しました。 教会やハワイ州政府へ強く協力を求める声がハンセン病への世界的な関心を高めることに結びつき、 ダミアン神父の献身的で思いやりあふれる姿勢がハワイの人の心に受け継がれています。
やがてダミアン神父もハンセン病に感染、 生涯をささげてケアに取り組んできましたが1889年に亡くなりました。 死後約90年後の1977年、ローマ法王パウロ6世が神父の偉業をたたえ列福。 2009年10月、バチカンで列聖式が行われ、 聖ダミアンとなりました。
カラウパパ国立歴史公園は1980年設立。年間を通してオープンしていますがアクセスできるのはツアーだけで、 ダミアン神父が最初に埋葬された聖フィロメナ・ローマカトリック教会などを見学できます。 聖ダミアンとその偉業に触れ、詳しく学んでみましょう。 神父が1864年に最初にやってきたオアフ島にはホノルル・ダウンタウンの州庁舎前に聖ダミアン像があります。他にもワシントンDCの国立彫像ホールにもカメハメハ大王と並んで聖ダミアン像が立っています。

